昨夜は、同点で迎えた8回裏に打者一巡の猛攻で5得点を奪い、最後の7連戦初戦を白星で飾った。これで2019年以来となる勝率5割以上が確定したが、クライマックスシリーズへ向けて残り試合も勝利を重ねていきたい。そんななかで個人タイトル争いも熾烈を極めており、投手陣では伊勢大夢選手が最優秀中継ぎ投手へ向けて数字を積み重ねている。今季セットアッパーとして存在感を示している伊勢選手は、昨日まで3勝2敗、39ホールド1セーブの成績。勝利数とホールド数を合わせたホールドポイントはリーグ3位。ホールド数では、40まであと1で、記録達成となればプロ入り3年目以内でみると史上7人目の快挙となる。初のタイトル獲得へ、伊勢選手から目が離せない。

 横浜DeNAベイスターズの先発は、R.ガゼルマン選手。前回登板では5回1/3を投げ2失点と先発の役割は果たしたが、援護に恵まれず黒星となった。そんなR.ガゼルマン選手が中日ドラゴンズ戦に登板するのは、今季2度目。最初の対戦は来日初先発となった9月13日で、このときは7回3安打無失点と好投で勝利投手に輝いた。投球内容を見ても、現在佐野恵太選手と最多安打記録を争っている岡林勇希選手、首位打者争いをする大島洋平選手を無安打に抑えた。佐野選手のタイトル獲得への援護にもなるだけに、今日の一戦でも前回同様のピッチングを見せてほしい。

 中日の先発は、8月28日以来の白星を目指す柳裕也選手。前回登板では5回3失点の内容だったが勝敗はつかなかった。そんな柳選手との対戦は今季初。そこで、打者別の対柳選手通算成績を見ていくと、8打数以上対戦がある選手では宮﨑敏郎選手、伊藤光選手が打率3割以上をマークしていた。なかでも注目は、9月7本塁打と打撃好調が続く宮﨑選手だ。自身初となる3年連続打率3割という数字も見えているだけに、得意の投手からヒットを量産して、記録達成への足がかりにしたい。

• 9月27日時点

• 外国人投手は除く、9月27日時点

• 8打数以上の選手のみ