雨の影響で1時間30分遅れの試合開始となった昨夜は、投手陣が崩れてしまい黒星。本日の試合で敗れれば、東京ヤクルトスワローズの2連覇が決まってしまうだけに、最後の意地を見せてもらいたい。そんな一戦で先発するのは今永昇太選手。前回は、自己ワーストとなる4本塁打を許し試合をつくれなかった。結果を出せなかった前回からのリベンジを狙う今永選手が、東京ヤクルト戦に登板するのは今季4度目。過去3戦は2勝0敗と好相性を見せている。直近の対決となった9月12日の試合では7回4安打1失点で勝利投手となった。絶対に負けられない戦いとなるだけに、前日2ケタ安打を記録した東京ヤクルト打線を封じ込めてほしい。

 一昨日は8得点も、昨日は1得点となった打撃陣。今日の試合では、先に主導権を握るためにも序盤から得点を奪いたいところだ。そんな打撃陣の中で注目したいのが、宮﨑敏郎選手。現在10試合連続安打中で、近5試合の打率は5割超えと調子を上げている。一昨日の試合では、今季初の2打席連続ホームランをマークし、5打点を挙げる活躍を見せた。9月の月間打率は2割台半ばと数字をみればやや苦しんでいる印象に見えるが、ここ5試合の数字を見れば復調したことは間違いないだろう。昨日も最終打席でヒットを放つなど勝負強さを見せつけてくれた。今季の東京ヤクルト戦打率は3割を超え、神宮球場では打率4割超えと抜群の相性なだけに活躍してほしいところだ。

 東京ヤクルトの先発は、今季9勝目を狙う小川泰弘選手。前回登板は、7回1/3を投げ無失点で白星を挙げた。ここ2戦で14イニング1/3を無失点と調子を上げている小川選手と今永選手の投げ合いは通算6度目。過去5戦の対戦成績を見ると今永選手が3勝1敗、小川選手の1勝3敗となっている。直近の対戦は2年前の8月15日で、この際は今永選手が序盤で6失点（自責点3）と結果を出せず。一方の小川選手がノーヒットノーランを記録して勝利を飾った。しかし、神宮球場で対戦した3戦の成績を見るといずれも今永選手が勝利を収めており、小川選手はいずれも失点4以上というデータも残る。このデータを味方につけて投打がかみ合った試合を見せてもらいたい。

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