8月21日の試合は、3本のソロホームランで奪った点を4人の投手リレーで守り抜き6連勝。また、横浜スタジアムでの連勝記録も17に伸ばした。今日からは、阪神タイガースと京セラドーム大阪での3連戦。26日からは首位・東京ヤクルトスワローズとの首位攻防戦が待っているだけに、今の勢いを持続して本拠地に戻りたいところだ。

 そんななかで、守護神の山﨑康晃選手が、史上最年少での通算200セーブ達成にあと1に迫っている。プロ入り1年目から守護神に抜擢された山﨑康選手。プロ初セーブは2015年3月31日の本拠地開幕戦。1点差の9回にマウンドへ上がり、ヒット1本は許すもゲームを締めくくった。そこから5年で4度の30セーブ以上を達成し、日本を代表する守護神に成長。一昨年、昨年は守護神の座を明け渡す苦しいピッチングとなったが、今季見事な復活を果たした。苦難を乗り越えた小さな大魔神が、先輩・佐々木主浩氏の記録を更新する瞬間を今夜見せられるか、注目したい。

 横浜DeNAベイスターズの先発は、自身4連勝を狙う今永昇太選手。前回登板では、7回1失点と好投して、7勝目を挙げた。後半戦最初の登板から3連勝と波に乗る今永選手は、今季阪神戦に3度先発し成績は1勝2敗。黒星を喫したのはビジター戦となっている。データ的な分の悪さはあるが、自身、そしてチームが勢いのある今なら、相手打線を封じ込めて連勝記録を伸ばしてもらいたい。

 この3連戦は京セラドーム大阪が舞台。そこで球団名が変更となった2012年以降同球場での対阪神の成績をみると、2勝9敗1分だった。昨年の対戦は1勝2敗で、敗れた2試合はいずれも投手陣が崩れてしまった。しかし後半戦16試合で4失点以上は4試合と好投しているだけに、過去のデータを払拭してくれるに違いない。

• 所属は200セーブ達成時のチーム、丸数字は通算セーブ数の順位、太文字は現役選手、2022年8月22日時点

• スコア左が横浜DeNA

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