昨夜は初回に先制点を許すも、4回に佐野恵太選手のソロホームランで同点に。6回には嶺井博希選手の2ランホームラン、T.オースティン選手のヒットなどで3点を奪って3連勝を決めた。今日からは首位・東京ヤクルトスワローズとの3連戦だけに、連勝の勢いで勝利を重ねてその差を縮めたい。そんなチームの中で期待を集めるのが、4番・牧秀悟選手だろう。7月は打撃不振が続いたが、8月に入るとここまでの月間打率.344と勢いを取り戻している。そんな牧選手は、球団史上3人目となる新人から2年連続100安打まで残り4本。現在の調子ならこのカードの達成が期待できるだけに、牧選手の打席からは目が離せない。

 今季6度目の4連勝を狙う試合で先発を託されるのは、チームの勝ち頭としてローテーションを引っ張る大貫晋一選手。今季東京ヤクルト戦には3度先発し、1勝0敗といまだ黒星なしだ。勝敗がつかなかった試合の投球内容を見ても、失点は2以下に抑えており相手打線を封じ込めている印象だ。今季の打者別対戦成績を見ると、昨日史上最年少で40本塁打を記録した村上宗隆選手を8打数1安打と封じているのは大きい。またクリーンナップの一角をになう山田哲人選手も8打数2安打と封じているだけに、今日も相性の良さを見せたい。

 ここまでの対東京ヤクルトは6勝8敗と負け越しているが、相手が6連敗中と波に乗れていない状況だ。こちらが連勝中だけに、浮上のきっかけを与えることなく白星を重ねたい。そこで、今季東京ヤクルト戦での打者別成績を見ていくと、13打数以上の選手で5人が打率3割以上をマークしていた。なかでも唯一の打率4割超えの宮﨑敏郎選手は、神宮球場でも打率.474と相性の良さを見せているだけに、打線のキーマンとして活躍が期待される。また、2試合連続マルチ安打を記録し、再びセ・リーグの打率ランキングトップに立った佐野恵太選手にも注目したい。相手先発の小川泰弘選手との今季対戦成績も2打数１安打。今日もチームに勢いをつける一撃を見せてもらいたい。

• 近藤氏は12年、桑田氏は9年連続で100安打以上を記録。牧選手成績は8月11日時点

• スコア左が横浜DeNA

• 13打数以上の選手のみ