後半戦最初のゲームとなった昨夜は、初回に先制点を許すも、2回に同点に追いつき、続く3回にリードを奪い勝利を手にし、3位浮上を果たした。いい形で後半戦をスタートした勢いを武器に、今日の試合でも白星をつかみたい。そんな試合で先発するのは、5勝目を狙う濵口遥大選手。前回の登板では、今季初の無四球で6回1失点と好投するも黒星となった。そんな濵口選手は過去、「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」開催時に2度登板があり0勝1敗と白星を上げられていない。しかし、7月以降に登板した4試合はいずれも2失点以下と安定したピッチングを見せているだけに、多くのファンが集まるイベント開催試合で初白星をつかみたい。

 広島の先発は、ここまでキャリアハイの8勝をマークし、先日のオールスターゲームにも初出場を果たした床田寛樹選手。前回登板では、8回3失点と試合はつくったが黒星となった。そんな床田選手が、濵口選手と投げ合うのは通算2度目。最初の対決は3年前の8月30日で、いずれも勝敗はつかなかった。この試合で濵口選手は1回2/3を投げたところで、右股関節に違和感を訴え無念の降板となった。一方の床田選手は、7回を投げて2失点（自責点1）と好投したが白星にはつながらず。濵口選手にとっては、味方に先制点をもらいながらアクシデントに見舞われただけに、今日こそは持ち味を発揮し、床田選手に投げ勝ってもらいたい。

 昨夜、今季30度目の2ケタ安打を記録し、投手陣を援護したベイスターズ打線。今日の試合でもつながりをみせて、今季2度目となる広島戦勝ち越しを目指したい。そこで、昨日までの広島戦打者別成績を見ていくと、10打数以上の選手で4人が打率3割以上をマークしていた。なかでも期待が集まるのは、唯一打率4割を超えている嶺井博希選手だ。昨日の試合では今季7度目の複数安打を記録し、3回には追加点となるタイムリーも放った。守備でも見事なタッチプレイで相手の得点を阻止するなど活躍。このまま好調を続ければ、試合数はもちろん、本塁打、打点のキャリアハイ更新も見えてくるだけに注目が集まる。また昨夜、嶺井選手と一緒にお立ち台に上がった大和選手にも期待したい。今季は対左腕でも打率3割超えと、床田選手攻略のキーマンにも挙げられるだろう。

• スコア左が横浜DeNA

• 10打数以上の選手のみ