昨夜は、楠本泰史選手のソロホームランで先制点を奪うも、直後に逆転を許しその後も得点を重ねられ黒星。それでも最終回に得点し点差を縮める意地を見せたのは、今日の試合につながるはずだ。前半戦を勝ち越しで終わるため、勝利が不可欠となる試合でマウンドに上がるのは今永昇太選手。前回登板は、勝敗はつかなかったが、7回2失点と安定したピッチングをみせた。そんな今永選手が阪神タイガース戦で登板するのは2度目。前回の対戦では、6回を投げ今季ワーストの6失点で黒星を喫した。そのときの投球内容をみていくと、初回に連打を許しリズムに乗れず4失点。その後、大山悠輔選手に2打席連続ホームランを許すなど精彩を欠いた。今日の試合では、立ち上がりはもちろんのこと、昨夜逆転の一発を放った大山選手は要注意だ。

 阪神の先発は、プロ2年目の左腕・伊藤将司選手。現在5連勝中と勢いに乗るだけに、今永選手との緊迫した投げ合いが予想される。今季両チームの先発が左腕だった試合は12。チームの勝敗は6勝6敗の五分だが、投手成績でみると3勝6敗となっている。この数字をみれば、やや分の悪い印象となるが、今永選手に限っては、対左腕投手との投げ合いで2戦2勝と負けていない。うち1勝はノーヒットノーランを記録と印象もいいだけに、今日も注目したい。

 伊藤将選手が、ベイスターズ戦に登板するのは今季3度目。過去2戦の勝敗をみると伊藤将選手が1勝0敗、チーム成績は1勝1敗という状況だ。伊藤将の投球内容とみると、2試合ともに9回を投げ切っており、それぞれ失点は1とベイスターズ打線を抑え込んでいる。勝利のためにも、先に点を奪って流れを引き寄せることが重要となるだろう。そのためにも、今季の対伊藤将選手で8打数3安打と成績を残す佐野恵太選手に期待だ。

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