連敗ストップを目指した5月1日の試合は、今季3度目の雨天中止。仕切り直しとなる一戦は、ここまで3戦全勝と相性のいい中日ドラゴンズが相手となる。5月最初の試合で勝利し、反撃態勢を整えるためにも、打撃陣の奮起は欠かせないものとなる。そこで昨季5月の打者別成績を振り返っていくと、佐野恵太選手、戸柱恭孝選手、楠本泰史選手が打率3割以上をマークしていた。なかでも期待したいのが、佐野恵太選手だ。昨年は5月最初のゲームで猛打賞を記録すると、月間22試合でノーヒットはわずかに3試合と好調をキープした。ここ2試合無安打に終わっているが、復調へ向けてのきっかけを今日の試合でつかんでもらいたい。そのほかでは、昨季月間7本塁打を記録しているN.ソト選手にも期待が集まる。

 連敗ストップを託される今日の先発は、F.ロメロ選手。前回登板では、粘りの投球で約1ヵ月ぶりの白星を挙げた。そんなF.ロメロ選手は、対中日通算成績が5戦4勝負けなしとキラーぶりを発揮している。今年3月29日の対戦でも8回3安打と圧巻のピッチングを見せ、チームを勝利に導いている。投球内容を見ても、4番のD.ビシエド選手をノーヒットに抑えるなど相手打線に付け入る隙を与えなかった。先日には、「肉体的にも精神的にも準備ができています。自分に求められる役割をしていくだけ」とコメント。今日も相性の良さを見せつけ、自身の対中日連勝記録を伸ばしてほしい。

 横浜スタジアムでの対中日は今年最初のゲーム。そこで球団名が変更となった2012年からの試合結果をみると、6勝2敗2分と勝ち越しており、近5年でみれば3勝2分で連勝中だ。2019、20年は先発投手が相手打線を完璧に抑えた。今日も投打がかみ合う試合運びで今季の対中日との連勝も伸ばしたい。

• スコア左が横浜DeNA