インタビュー
トレバー・バウアー選手
オリジナル応援グッズ
『PLAYER PRODUCE 2025』
2025/6/6
“日本”をインスパイアしたトレバー・バウアー選手のオリジナル応援グッズが発売された。自分のグッズに込めた哲学と日本や横浜へのリスペクト、そしてファンへ向けた感謝の気持ちを、“投げる科学者”は語る。
――バウアー選手のオリジナル応援グッズが発売されました。デザインが2種類、Tシャツ、トートバッグ、フェイスタオル、巾着など充実のラインナップですね。
バウアー:本当にベリークールで、素敵だなって思っているんだ。僕は“ソードセレブレーション”をやっているぐらいだから分かっていると思うけど、日本のカルチャーがすごく好きなんだよ。今回のグッズは、その日本のカルチャーがインスパイアされていて、すごく僕好みのデザインになっているよ。
――制作にあたってこだわったポイントはどこでしょうか。
バウアー:日本の国旗である日の丸のモチーフと、カタカナが入っているところかな。漢字もいいんだけど、僕はカタカナをすごく気にいっていて、デザインにぜひ入れて欲しかったんだ。あと、せっかく作るのであれば、ファンの皆さんに場所を問わず毎日使ってもらえるようなモノにしたかった。いつも身に付けてくれればチームや選手とはもちろん、横浜という街にも繋がりを感じることができるようなモノ。ファンの人たちとチームと街の一体感というのかな。そういう意味ではとてもいいデザインだと思うので、皆に手に取ってもらいたいね。
――バウアー選手は『Bauer Outage』という自身のブランドをお持ちですが、アメリカと日本のデザインの違いを、どのように感じていますか。
バウアー:僕はデザイナーじゃないから正しいかどうかはわからないけど、アメリカではグラフィティアートが流行っているように感じているんだ。いわゆる“落書き”を模したようなストリートアートのデザインがヒットしている。一方で日本は“清潔感”というのかな。シンプルなデザインが好まれているように感じているよ。
――なるほど。言われてみればそうかもしれませんね。
バウアー:まあ、専門家じゃないから分からないけどね(笑)。日本のデザインはシンプルだけれどもディティールが細かくて、仕事が丁寧だよね。アメリカはどうしてもスピーディーさが求められるので、細部にまでこだわるのが難しい。けど日本のモノは、すごく繊細というか細部にまでこだわってデザインされている。例えば僕のイラストの髭とか、細かな部分まできちんと表現されている。あと気づいたのは、このフェイスタオルなんだけど、2つのデザインが上下反転してプリントされている。これだと上下どちらかで手に持ってもデザインが逆さになることがないよね?こういった工夫が非常に日本らしいというか、使う人のことを考えた物作りなのかなって。僕は日本の職人にグローブを作ってもらったりしているから分かるけど、ユーザー目線というものをすごく大事にしているといつも感じるんだ。
――そう言っていただけると嬉しいですね。バウアー選手は、野球以外のカルチャーの部分でなにか影響を受けたモノってありますか。
バウアー:日本のカルチャーであれば、マンガやアニメかな。僕がポケットモンスター好きなのは知っているでしょ?(笑) 他はなにかな……強いて挙げるとすれば数学や物理学、あとはロボット工学とか。実は父がエンジニアだったので、その影響もあって科学が好きだったんだ。
――そうだったんですね。じゃあ、家にあるものをすぐにバラしちゃうような子どもだった?
バウアー:そうかもしれない(笑)。小さいときから組み立てる作業がすごく好きで、両親から与えられるオモチャもそういったものが多かった。自分でいろいろ考えながら熱中していたよ。それもあって例えば野球でもできないことをどうやったらできるようになるのか探求するのが好きなんだと思う。幼少期の経験や思い出が、今の自分の野球観に強く影響していると思うんだ。
(※取材中、自身のYouTube撮影も行われていました)
――さすが投げるサイエンティストですね。バウアー選手は、一昨年は日本でプレイし、昨年はメキシコでプレイしました。メキシコにいるとき、日本を恋しいなあと思ったりしたことはありましたか。
バウアー:美味しいスシが食べたいなって思ってたよ(笑)。まあ、メキシコでのプレイはエキサイティングであったけど、日本と比べてちょっと寂しいこともあったんだ。それはファンの熱い声援さ。もちろんメキシコのファンの声援が足りないってことじゃないんだけど、集客という部分では日本の方が圧倒的だったんだ。だって毎試合3万人以上のお客さんがくるわけだし、あのスタジアムを揺るがすようなファンの大声援は、正直、恋しいなって思っていたよ。今はその中でプレイできているから、とても幸せだね。
――日本の応援は、多くのファンが応援歌を一緒になって歌う独特なものですが、どのような印象を持っていますか。
バウアー:確かにアメリカやメキシコのスタイルとは違うんだけど、思ったのはヨーロッパのサッカーの応援スタイルだよね。チャントを皆で歌って、盛り上がる感じはすごく似ているなと思ったよ。個人的にはすごく好きなスタイル。正直、僕は静かな環境で投げるのはあまり得意じゃないんだよ。ファンの皆さんにガンガン応援されて、うるさいぐらいの環境のほうが集中できる。だから僕が投げているときは、ベイスターズファンの人たちが、うるさいぐらいに声を出してくれたら嬉しいね。
――では最後に、あらためてこの商品への思いも含め、ファンの方々へ向けてメッセージをお願いします。
バウアー:ファンの皆さんの声援が僕にとってはすごく重要です。今回、ファンの方々に向けた商品を作ったことで自分も頑張ることができますし、ファンの人たちが身に付けてくれたらより一層励みになると思っています。ぜひ皆さん、この商品を身に付けて、スタジアムに訪れ、そして横浜の街を歩いてください。そして、もし僕に出会うようなことがあったら喜んでサインをしますし、一緒に写真を撮りましょう。そんな日が来ることを楽しみにしているので、これからも応援よろしくお願いします!
Tシャツ
4,800円(税込み)
Tシャツ
4,800円(税込み)
Tシャツ
4,800円(税込み)
Tシャツ
4,800円(税込み)
トートバッグ
2,600円(税込み)
トートバッグ
2,600円(税込み)
フェイスタオル
2,400円(税込み)
巾着
1,100円(税込み)
刺繍キーホルダー
1,300円(税込み)