昨日は序盤に先制を許す嫌な展開となったが、5回裏に今季最多の1イニング7得点を奪って逆転勝利。2カード連続負け越しの嫌なムードを吹き飛ばす解消となった。この勢いで3カードぶりの勝ち越しを決めたいところだ。そんな試合で先発するのは、今季5勝目を目指す石田健大選手。前回登板では、5回途中での降板となり試合をつくれなかった。そんな石田選手は今季阪神タイガース戦で3戦2勝0敗と負けていない。先月対戦した試合でも7回1失点と好投。そのとき以来の白星へ、持ち味を生かしたピッチングができるか注目だ。

 今季対戦で防御率1点台と阪神相手に相性の良さを見せる石田選手。そこで、打者別の対戦成績を見ていくと、島田海吏選手に6打数3安打、山本泰寛選手に5打数2安打を許していた。対戦打率5割を記録されている島田選手には、6月29日の試合でマルチ安打を許した。それでも打点を記録されていないだけに、強い苦手意識を持つ必要はないだろう。一方の山本選手は、阪神の選手で唯一石田選手から今季ホームランを放っている。得点圏にランナーを置いた場面などで対戦するケースがあれば、一発を警戒したい。

 阪神の先発は、ドラフト1ルーキーの森木大智選手。プロ初登板となった前回の登板では、6回4安打3失点と試合をつくったが、援護なく黒星をなった。初対決となる投手は情報も少ないため、攻略が難しいケースもあるが、昨夜の勢いをキープして、プロの厳しさを教えたいところだ。そこで打撃陣の今季対右投手の成績をみていくと、100打数以上の選手では佐野恵太選手、宮﨑敏郎選手が打率3割以上をマークしていた。佐野選手は打点もチーム2位の数字を残しており、今日の試合では3試合連続での打点に期待したい。一方の宮﨑選手は、今季10本塁打中8本を右投手から放っている。昨夜はノーヒットだったが、通算1000安打を本拠地で達成するためにも、ルーキー右腕からヒットを量産したいところだ。

• スコア左が横浜DeNA

• 4打数以上の選手のみ

• 100打数以上の選手のみ