緊迫した投手戦となった昨夜は、2点ビハインドで迎えた9回に無死3塁とチャンスをつくったが、得点を奪えず今季10度目の完封負け。首位追撃へ悔しい敗戦となったが、残り2戦を白星で終えて、来週からの9連戦へ勢いをつけたい。今日からの2試合は約1ヵ月ぶりとなるデーゲーム。今季9勝21敗と悪い流れがあるだけに、ここで連勝してムードを変えたいところだ。そこで、今季デーゲームでの打者別成績を振り返ってみると、30打数以上の選手で3人が打率3割以上をマークしていた。注目は、佐野恵太選手と牧秀悟選手だろう。佐野選手は、デーゲームでの打率の高さもさることながら、マツダスタジアムでの今季打率も3割超えと相性は悪くない。個人タイトル争いも熾烈なだけに複数安打を記録してチームに勢いをつけてもらいたい。一方の牧選手も、対広島東洋カープで高打率を残すだけに注目したい。

 横浜DeNAベイスターズの先発は、今季5勝目を狙う石田健大選手。前回登板では、3回3失点と試合をつくれず黒星を喫した。自身3試合ぶりの白星へ巻き返しを誓う石田選手は、これまでマツダスタジアムで7試合に先発登板し3勝1敗と勝ち越している。今季も7月12日の試合で先発し、5回2/3を投げ2失点で勝利投手となり、今季最多の9奪三振を記録した。今日は、前回対戦時の再現となるすばらしい投球を見せてもらいたい。

 対する広島の先発は、5月25日以来の4勝目を目指す遠藤淳志選手。今季、ベイスターズ戦には3度先発し1勝0敗の成績だ。そこで、今季対遠藤選手の打者別成績をみていくと、宮﨑敏郎選手が4打数3安打と抜群の相性を見せていた。昨夜も9回の打席で粘り強さを発揮した宮﨑選手。通算1000安打まで残り7本としているだけに、相性のいい相手からヒットを量産したい。その他では、遠藤選手と対戦した3試合すべてで打点をマークしている楠本泰史選手にも注目だ。

• 30打数以上の選手のみ

• 4打数以上の選手のみ