昨夜は、打線が今季最多タイの14安打を記録。同点の8回には5月の月間MVPにも輝いた牧秀悟選手が勝ち越しタイムリーを放ち、直後には宮﨑敏郎のダメ押しタイムリーも生まれて、2カード連続での勝ち越しを決めた。今日からは交流戦最後となる千葉ロッテとの3連戦。いい形で締めくくり、ペナントレース再開へはずみをつけたい。初戦の先発は今季の交流戦でも2戦2勝の大貫晋一選手。負けなしだけでなく、交流戦12回1/3に投げ無失点を継続中と安定感は抜群だ。この記録を伸ばして、自身4連勝を狙いたい。

 千葉ロッテの先発は、ここまで9試合に先発し、いまだ勝ち星のない小島和哉選手。白星こそないが防御率は2点台半ばと安定したピッチングを続けている。そんな小島選手とは、昨年6月以来2度目の対決。そのときの試合内容を振り返ると、小島選手は6回途中3失点でマウンドを降りたが、勝敗はつかなかった。打者別の成績をみると、複数安打をした選手はいないが、牧選手、佐野恵太選手、大和選手がヒットを記録。牧選手は最初の打席でホームランを放っており、今日の試合でも、チームに勢いをつける一発を記録してほしい。

 交流戦最後のカードで勝ち越しを飾るためにも、2試合連続2ケタ安打中と好調が続く打線の奮起は欠かせない。そこで、打撃陣の対千葉ロッテ通算成績をみていくと、20打数以上の選手で3人が打率3割以上を記録していた。なかでも注目は4割に迫る打率を残している神里和毅選手だ。ここ数試合、外野のポジションでレギュラー争いをする関根大気選手、蝦名達夫選手がアピール中だ。神里選手が、激しいポジション争いに加わり、存在感を示すためにも、出場となれば攻守に渡って結果を残しておきたいところだ。

• スコア左が横浜DeNA

• 20打数以上の選手のみ