雨の中でのゲームとなった昨夜は、打線が今季最多の一試合5本塁打で奪った得点を守り抜き勝利。3年ぶりの3位以上が確定した。目の前での胴上げ阻止へ残り2戦も負けられない戦いが続くが、チーム全体で意地を見せつけたい。そんな一戦で先発のマウンドに立つのは、チームで唯一開幕からローテーションを守り続けている大貫晋一選手。前回登板では、6回を投げ6安打を許すも失点1と粘りの投球でキャリアハイの11勝目をマークした。現在セ・リーグの最多勝は12。現在トップタイに並ぶ戸郷翔征選手（読売ジャイアンツ）、青柳晃洋選手（阪神タイガース）で、戸郷選手は2試合、青柳選手は1試合の先発が予想される。大貫選手も本日も含めて残り2試合に先発することが可能な状況なだけに、相手の結果次第とはなるが、十分にタイトル獲得を狙える状況だ。チームの逆転優勝が最優先だが、個人タイトル獲得も今後の自信につながるだけに先発する残り全てで白星を挙げてほしい。

 大貫選手が東京ヤクルトスワローズ戦で先発するのは今季7度目。過去6戦の成績は2勝2敗の五分だった。また、今季の神宮球場での登板成績を見ると2戦で1勝0敗と負けていない。直近の登板で舞台が神宮球場だったのは8月12日。このときは、村上宗隆選手と、J.オスナ選手にソロホームランを許したが、6回2失点で勝利を挙げた。相性のいい球場で、東京ヤクルト打線を封じ込めて白星を重ねたい。

 今季、守護神の座に返り咲き、ここまで36セーブをマークしている山﨑康晃選手。2019年以来となる最多セーブのタイトルも視野に入る状況となっている。そんな山﨑康選手は、現在21試合連続無失点中だ。山﨑康選手は2017年に22試合連続無失点を記録しており、自己記録更新にも期待が集まる。また、現在の36セーブは、2015年、17年に記録した37にあと1に迫る数字だ。試合展開にも左右されるが、好投が続く今なら自己記録更新、さらには自身3度目のタイトル獲得も見えてくるだろう。

• 9月23日時点

• スコア左が横浜DeNA

• 9月23日時点

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