昨夜は、先制直後に逆転を許してしまい、以後流れを引き寄せられず4連敗となった。この嫌な流れを払拭するには、打線の奮起が不可欠となるだろう。そこで、今季広島東洋カープ戦の打者別成績を見ていくと、10打数以上の13人中5人が打率3割以上をマークしていた。なかでも注目はクリーンナップの3人だろう。昨日先制ソロアーチを放った宮﨑敏郎選手は、打率はチームトップで出塁率も.456と圧巻の数字を残している。一方、T.オースティン選手は、本塁打、打点でチームトップの数字を残す。そして佐野恵太選手も安打数トップと、それぞれが持ち味を発揮している。現在、得点2以下が4試合続いている。この状況を振り払うためには、広島戦で好成績を残すこの3人が相性の良さを見せつけて打線の起爆剤となることに期待が集まる。

 対する広島の先発は、4勝目を狙う高橋昂也選手。ここ2試合、黒星が続いている高橋昂選手だが、今季横浜DeNAベイスターズ戦は2戦1勝0敗という成績を残している。チームとしてはいまだ黒星をつけられていない状況だが、前回の対決で4回までに8安打を記録し3点を奪って降板させている。高橋昂選手攻略のためにも、7月8日の試合で3打数2安打1本塁打3打点と相性の良さをみせた桑原将志選手の活躍には期待が集まる。

 横浜DeNAベイスターズの先発は、約1ヵ月ぶりの白星を狙う京山将弥選手。本日と同じ広島戦登板となった前回は、6回2/3を投げ1失点と先発としての役目を果たした。そんな京山選手と広島打線の今季打者別成績を見ていくと、菊池涼介選手が打率5割以上、鈴木誠也選手が打率４割以上を記録されていた。前回の対決でも、鈴木選手にツーベースを許した後、菊池選手にタイムリーを許す場面があった。3勝目を挙げるためには、高い打率を残されている2人をどのように抑えることができるかがポイントになるだろう。

• 10打数以上の選手のみ

• スコア左が横浜DeNA

• 3打数以上の選手のみ