昨夜は、6回裏に今季イニング最多の7安打が生まれるなど、計12安打9得点で圧勝。投げては先発した今永昇太選手が9回1失点で763日ぶりの完投勝利を挙げた。本拠地8連戦の初戦を最高の形で勝利しただけに、残りの戦いでもいい流れで挑めるはずだ。今日、先発のマウンドに上がるのは、F.ロメロ選手。現在自身2連勝中と波に乗るだけに、どんなピッチングをみせてくれるか、期待は高まる。そんなF.ロメロ選手が今季中日ドラゴンズ戦で登板するのは3度目。過去2戦の成績は、1勝0敗で11回1/3を投げ自責点は1と抜群の安定感を見せている。今日も来日初白星を挙げた試合のように、粘りのピッチングで白星を手繰り寄せてほしい。

 中日の先発は、今季8勝目を狙う小笠原慎之介選手。7月9日に白星を挙げて以降、4試合勝ち星がなかったが前回の登板では、7回4安打無失点で約2ヵ月ぶりの勝利をつかんだ。そんな小笠原選手と対戦は今季3度目。過去2戦を振り返ると小笠原選手が2連勝となっていた。内容を見ても、打線がいずれも4安打に抑え込まれ、2試合で奪った得点は1。同じ相手に3度やられてしまうと、苦手意識が根強くなってしまう可能性も高い。嫌なイメージを払拭するためにも、先制点を奪って優位な流れで試合を運びたいところだ。

 小笠原選手攻略へ奮起を期待したい打撃陣の今季対左投手の成績を見ていくと、17打数以上の選手では5人が打率3割以上をマークしていた。なかでも注目は、打率で1、2位の宮﨑敏郎選手と桑原将志選手だろう。宮﨑選手は打率だけでなく、打点もチームトップの数字を残しており、勝負強さを見せつけている。一方の桑原選手は、今季の対小笠原選手も打率.333と苦手にしていない。現在8試合連続安打中と、好調をキープしているだけに、攻略のキーマンとして活躍してもらいたい。

 その他では、左投手からチームトップタイの6本塁打を放っている牧秀悟選手、小笠原選手との今季成績で打率.400を残している佐野恵太選手のバッティングにも期待が集まる。

• スコア左が横浜DeNA

• スコア左が横浜DeNA

• 17打数以上の選手のみ