東京五輪開催に伴う約1ヵ月のペナントレース中断期間も終了し、今日が後半戦最初のゲームとなる。クライマックスシリーズ進出のためにも、後半戦でスタートダッシュを決めて、上位との差を詰めていきたい。そこで、球団名が変更となった2012年以降の後半戦初戦の試合内容を振り返ると、3勝5敗1分という成績だった。それでも昨年は、本日と同じ東京ヤクルトスワローズ相手に、打線が爆発し勝利を抑えめている。また、後半戦の初戦がスワローズだったのは2012年以降5度あり、2勝3敗となっている。その一方で、スワローズ戦から後半戦がスタートしたときの、後半戦開始10試合の成績は3度5割以上という数字も残されている。チームは、前半戦を連勝で締めくくり、巻き返しへの意地を見せてくれた。勝負の後半戦で、どこまで白星を積み重ねられるか。本日の試合で勢いをつけば、快進撃にもつながるはずだ。

 HARD OFF ECOスタジアム新潟での主催試合。2年ぶりの新潟でのゲームとなるため、開催を待ち望んでいたファンへ勝利を届けたいところだ。そこで過去5年の新潟での試合結果を振り返ると、2017年は雨天中止となったが、他3戦は白星を挙げられていない。直近の2019年の試合は中盤まで4点のリードを奪うも終盤にリリーフ陣が崩れ逆転負けとなった。新潟での勝利は2015年以来遠ざかっているだけに、今日の試合では先発・今永昇太選手の力投と、打線の爆発が不可欠なものになるだろう。

 ここまで12試合行われたスワローズ戦の打者別成績を振り返ると、19打数以上の選手では4人が打率3割以上をマークしていた。中でも注目は、東京五輪でもアメリカ代表として活躍したT.オースティン選手だろう。打率はチームトップの数字で、出塁率も5割と結果を残している。7月はやや調子を落としたが、東京五輪で打率4割超えと好調だっただけにペナントレースでも期待は高まる。その他では、10打点以上をマークしている宮﨑敏郎選手、牧秀悟選手にも注目したい。スワローズ先発の奥川恭伸選手とは初対戦。今後の対戦で優位に立つためにも、今日の試合で攻略をしておきたい。

• スコア左が横浜DeNA。2020年のみ前半戦終了前10試合の成績は、51～60試合目、後半戦開始後10試合の成績は、61～70試合目の成績

• スコア左が横浜DeNA

• 19打数以上の選手のみ