6月6日の試合では8回に同点とされるも、6月打撃絶好調な大和選手が、9回裏にタイムリーを放ち、今季初のサヨナラ勝ちを演出した。この勝利で交流戦首位タイとなり、今日からの6連戦は初の交流戦制覇へ2カードともに勝ち越しが求められる戦いとなる。その初戦を任されるのは、今季ビジターゲームで2戦1勝負けなしのM.ピープルズ選手。前回登板では4回3失点で降板となり、「先制してもらった後の本塁打を防いでいれば、展開は変わっていたと思います」と悔しさをにじませた。それでも今季、大きく崩れた試合はないだけに、強力な埼玉西武ライオンズ打線に対しても持ち味の強気なピッチングを見せてくれるに違いない。

 対する埼玉西武の先発は、ここまで4勝をマークしている松本航選手。前回登板では6回4失点で勝敗つかずだったが、自身4連勝がかかる試合となるだけに、気合も入っているはずだ。そんな松本選手とは、2019年6月に1度だけ対戦があり、このときチームは勝利したが、打線は5回までに2点しか奪えず、黒星はつけられなかった。今季序盤は調子が上がらず、一時リリーフに回った松本選手だが、先発復帰を果たした5月以降は、安定感を取り戻し、好調をキープしている。それでも、交流戦チーム打率.293を誇る今の打撃陣なら前回同様に先制点を奪い勢いをつけられるはずだ。

 打撃陣の埼玉西武戦通算成績を振り返ると、5打数以上では3人が打率3割以上をマーク。なかでも、宮﨑敏郎選手は、打率.381と圧巻の数字を残していた。前回の松本選手が先発した試合でも2打点と活躍した宮﨑選手。交流戦12試合の打率も3割超えと好調なだけに、今日の試合でも打線を勢いづける一撃を放ってほしい。

• 5打数以上の選手のみ