2試合ぶりの2ケタ安打も追い上げ及ばず、9月19日以来の連勝とはならなかった。今日の試合で敗れれば月間負け越しが決まるため、チーム一丸となって意地をみせたいところ。そんな試合で先発のマウンドにあがるのは、現在2連勝中の濵口遥大選手だ。広島東洋カープ戦は、ここまで0勝1敗という成績。直近の対戦は、8月26日で6回3失点と試合を作ったが、白星には結びつかなかった。それでも、マツダスタジアムでは2018年以降6試合で2勝0敗と負けなしの状況が続いている。今季も2戦して白星こそ挙げられていないが、防御率2点台と安定している。この相性の良さをいかして今季6勝目を狙いたい。

 今季、濵口選手と広島打線の打者別対戦成績を振り返ると、堂林翔太選手が5打数4安打1本塁打2打点と高い数字を残していた。8月26日の試合でも1打数1安打、2四球とすべての対戦で出塁を許した。また、8月19日の試合では5回まで相手打線に得点を許していなかったが、6回に先頭打者だった堂林選手にソロアーチを浴び、その後に田中広輔選手にも一発を許しマウンドを降りた。堂林選手は9月の月間打率1割台と苦しんでいるだけに抑え込みたいところだ。その他では、4打点を許している松山竜平選手にも注意したい。

 対する広島の先発は、ルーキーの森下暢仁選手。ここまで6勝を挙げているが、横浜DeNAベイスターズに対してはまだ白星を挙げられていない。今季、森下選手との対戦は、3試合で打撃陣は20安打を記録している。打者別の成績を見てみると、3打数以上対戦している8選手中5人が打率3割以上を記録している。打数が多い中で高い数字を残している梶谷隆幸選手、佐野恵太選手、宮﨑敏郎選手には期待が集まる。3選手ともに、9月は打撃好調が続いており、今季の対広島通算打率も3割以上をマーク。宮﨑選手は、森下選手が黒星を喫した7月9日の試合で、初回にタイムリーを放ち流れを引き寄せている。打線の中核を担う3選手が相性の良さをみせつけることができれば、勝利の可能性も高まるはずだ。

• 3打数以上の選手のみ