昨日は今永昇太選手が6回2失点8奪三振と好投し、打っては2試合ぶりの2ケタ安打で6得点。投打がかみ合い3連勝で、5割復帰と6カードぶりの勝ち越しを決めた。今日勝てば今季2度目の同一カード全勝となるが、その試合で先発を託されたのは、リーグ防御率1位に君臨する平良拳太郎選手だ。ここまで5試合に登板し、すべてでクオリティスタートを記録と、安定感抜群の投球内容。広島東洋カープ戦の通算成績は3試合で0勝1敗とまだ白星はないが、今季最初の対戦では、6回1失点と好投してみせた。広島は現在連敗中だが、ここ2試合で24安打と打撃陣は好調なだけに、油断することなくボールを低めに集める持ち味の投球でチームを4連勝に導いてほしい。

 対する広島の先発は、プロ入り3年目の今季に開幕ローテーションを勝ち取った遠藤淳志選手。公式戦では初対戦となるが、今年3月11日のオープン戦で対戦し、横浜DeNAベイスターズ打線が、3回に3本のホームランを含む5安打を集中させて遠藤選手を攻略してみせた。このオープン戦で遠藤選手攻略のきっかけを作ったのは、現在3試合連続で決勝打を放っている佐野恵太選手だろう。無死1、2塁というチャンスの場面で、初球の変化球をとらえ、センターバックスクリーンへ一発を放った。現在、セ・リーグ2位の打率を誇り、4試合連続打点中と4番としての存在感を増し続けている。対広島戦もここまで7試合で打率4割超えと相性もいいだけに、今日の試合でも勝利に導く安打を期待したい。

 7月21日からの6連戦も今日で最後。この間打線は5試合で53安打、30得点と好調が続いている。そのなかでも、J.ロペス選手の復調ぶりが際立っている。1週間前の19日の試合終了時点で打率.217だったが、昨日までの5試合で22打数10安打と安打を量産。今週だけで2度の猛打賞をマークし、今季の打率も.267まで上昇した。チームはここ5試合連続で初回に得点を挙げているが、この背景にはJ.ロペス選手が第1打席に必ず塁に出ていることも大きな要因になっている。6試合連続初回得点へ、J.ロペス選手の第１打席から目が離せない。