昨日は、先制しながらも先発の上茶谷大河選手がリードを守れず、悔しい逆転負け。しかし首位・読売ジャイアンツも敗れたため、ゲーム差0.5は変わらず。首位浮上の可能性もある本日の試合で先発するのは濵口遥大選手だ。今シーズンマツダスタジアムでは初登板で、過去の成績は1勝１敗の五分。しかし、これまでの5勝中4勝がビジターと強さを見せているだけに期待は高まる。今年、広島東洋カープと初対戦だった7月17日の試合では6回1/3を投げ1失点と相手打線を封じているだけに、そのときの再現を狙いたい。

 対する広島の先発はK.ジョンソン選手。今シーズンは、序盤から好不調の波が激しかったが、後半戦に入ってからは、多彩な球種で打者を翻弄する持ち味を発揮し、ここ2戦は連勝を飾っている。しかし、後半戦初戦に横浜DeNAベイスターズと対戦した際は6回2失点で負け投手となった。K.ジョンソン選手との対戦は本日の試合で4戦目。過去3戦の打者別成績を見ると、中井大介選手が7打数4安打、筒香嘉智選手が8打数4安打を記録している。なかでも、中井選手は左投手が先発する試合でスタメン出場することが多く、今年3本のホームランはすべて左腕から放ったものだ。スタメン出場となれば、K.ジョンソン選手攻略のキーマンとして活躍してほしい。

 その他では、対戦した打者で今年唯一K.ジョンソン選手から本塁打を放っているJ.ロペス選手にも注目だ。今シーズンの広島戦での打撃成績を見ると、10打数以上打席に立っている選手で打率3割超えは、5選手。トップは打率.340の筒香選手だ。昨日は4打数ノーヒットに終わったが、K.ジョンソン投手との相性もいいデータを残しているだけに、打線のキーマンになることは間違いないだろう。

 その他では、打率は2割前半ならがも、広島戦はチームトップの5本塁打、12打点を記録するN.ソト選手のバットにも期待が集まる。打点はリーグトップ、本塁打も1本差の2位と2冠王のタイトル獲得も可能性があるだけに、少しでも数字を延ばしておきたいところだ。